【ドローン測量】Phantom4RTKジオイド高補正ツール作成に協力しました【ドローンソフトウェア】
2018年秋にDJI社より発売された「Phantom4RTK」 こちらの既存ユーザーや導入における課題の1つと言われていた、ジオイド高の補正を補助するツールの作成に東洋テック株式会社が協力しました。
*本記事はこちらの記事を参照して作成しております
業務概要
Phantom4RTKとは?
従来より空撮等の業務でもっとも使われていたPhantom4シリーズにRTKが搭載された、ドローンでの写真測量を目的とするユーザー向けの「産業向けPhantom4」。 機体情報の概要はこちら Phantom4 RTK+D-RTK2 Mobile Station Comboの構成と性能はこちらジオイド高補正ツールとは?
とても優秀なPhantom 4 RTKですが、こちらの機体で保存されるExif情報のうちの標高は「楕円体高」となります。その為、SfM*の処理過程においては余計なひと手間が必要となります。 こちらの手間を解消するために開発したものが、今回の「ジオイド高補正ツール」です。Phantom4RTKの課題とは?
従来は以下のようの手順で作業を行う必要がありました。 1.対空標識を楕円体高で求め、SfM*を実施 2.全体的にジオイド高分を差し引く この場合のジオイド高は、国土地理院HPよりデータ取得の上、測量範囲のジオイド高平均値等で補正する必要があります。その為この手法では、広範囲のSfMに関してこの時点で成果物である点群データの精度に多少誤差が発生する可能性があります。更にその他にも様々な変換作業が要されます。「ジオイド高補正ツール」で出来ることとは?
- 標高表記への一括換算が可能
- RTKがFIXしている写真の選別が可能